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テーマ : 浜松市

排出時ばいじんにCO2を固定 焼却施設 ミダック、早大と研究

 ミダックホールディングス子会社のミダックは9日、早稲田大地盤工学研究室(小峯秀雄教授)との共同研究で、廃棄物の焼却施設から排出されるばいじん1グラム当たりに最大で0・14グラムの二酸化炭素(CO2)を固定できることを確認したと発表した。焼却施設から出るCO2を最終処分場に貯留する技術の開発を目指す。
 両者は2017年から共同研究を始め、ばいじんへのCO2固定化メカニズムの解明や、最終処分場の固定能力などを調べてきた。同社最終処分場「奥山の杜クリーンセンター」(浜松市北区)のケースで試算すると、同処分場と同面積の森林が約980年かけて吸収する14万3千トンのCO2を貯留できるという。
 現在は、効率良く固定するための条件などについて研究を進めている。同社の担当者は「最終処分場を環境負荷の低減に新たに役立てられる。技術を確立し、カーボンニュートラルの実現に貢献したい」と話した。
 (浜松総局・白本俊樹)

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