コーヒー香るビール提供 島田の醸造所、焙煎士と新商品
島田市伊久美のクラフトビール醸造・販売所「193バレーブリューイング」がJR島田駅前の緑地(サンカク公園)でコーヒー店「JUNKISSA」を営む焙煎(ばいせん)士の青木淳一さんと連携し、コーヒーを使ったクラフトビールを製造した。11日から両店舗で販売する。
苦みが少なく飲みやすい同醸造所のビールの特徴を踏まえ、浅いりのケニア産コーヒー豆を使用した。醸造所に豆を持ち込んでひきたての状態で投入し、香りを際立たせた。苦みや香りを加えるホップはあえて使わず、軽い飲み口で「モルトとコーヒーの甘さが融合した味わい」(青木さん)に仕上がったという。
醸造長の渡辺威夫さんや青木さんらは県外からの移住者。イベント出店などで交流を深め、お互いの特徴を生かした新商品の製造につながった。税込み770円。11日12時から醸造所で販売、JUNKISSAでは開栓し提供する。