かっぽれ熱く ４キロ５０００人練り歩き 清水みなと祭り
静岡市清水区で３年ぶりに開催中の「第７３回清水みなと祭り」（実行委員会と同市主催）は６日、メインイベントの一つ「港かっぽれ総おどり」を同区の中心部にあるさつき通りで盛大に行った。海上自衛隊の護衛艦を一般公開する「マリンフェスタ」などの催しもあり、多くの観光客でにぎわった。
同日夕方から夜にかけて「港かっぽれ総おどり」が行われた。
ＪＲ清水駅前から港橋まで車両通行止めにした約４キロの区間では１５０団体、踊り手５千人が思い思いの衣装を身に着け「かっぽれ・フラメンコ」などの曲に合わせて踊りを披露した。新型コロナウイルス禍による３年ぶりの復活を祝った。
オープニングセレモニーには、かっぽれシリーズの作曲者の宇崎竜童さんも参加。「こういうご時世だが、コロナを吹き飛ばす勢いできょうは爆発してください」などと話し、祭りを盛り上げた。
■優秀は辻地区自治会 ゆかた踊り地踊衆
静岡市清水区自治会連合会は５日夜、第７３回清水みなと祭りのイベントとして開催した「清水ゆかた踊り地踊衆」で、最優秀賞の「地踊り大賞」を辻地区連合自治会（４８人）に贈った。浴衣姿で「みなと小唄」「花の次郎長さん」など６曲を披露した地踊衆には約４４０人が参加した。
その他の入賞団体は次の通り。
清水地区自治会連合会会長賞 興津地区▽清水みなと祭り実行委員会委員長賞 有度地区▽清水みなと祭りの会会長賞 由比地区
■護衛艦「あまぎり」公開 日の出埠頭
清水港の日の出埠頭（ふとう）で６日に始まった「マリンフェスタ」では、海上自衛隊の護衛艦「あまぎり」（３５００トン）が一般公開され、家族連れでにぎわった。
１９８９年３月に就役したあまぎりの全長は１３７メートル、乗員は約２００人。７６ミリ速射砲や対潜水艦用のアスロック装置などが装備されている。海上自衛隊に所属する艦艇の中では中規模という。事前予約などで見学に訪れた人たちは興味深そうに記念写真などを撮影していた。
会場では陸上自衛隊や海上保安庁などの装備品展示や業務紹介も行われている。
いい茶0
