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テーマ : 裁判しずおか

河川に鶏ふん流入? 汚濁、異臭対策 静岡県に要望 掛川・大須賀地域住民

 掛川市大須賀地域を流れる西大谷川で汚濁や異臭が続いているとして、同市の住民代表が5日、県庁に川勝平太知事を訪ねて対策を要望した。河川上流域にある採卵養鶏施設(閉鎖中)の鶏ふんが流れ込んだのが原因とみられ、県は速やかな撤去に向けて事業者を指導する方針を示した。
 要望した大須賀第1地区まちづくり協議会の林晴美会長(69)によると、汚濁が始まったのは5月下旬から。住民有志で養鶏施設付近を調べたところ、積み上げられた大量の鶏ふんが崩れて市道をふさいでいるのが見つかり、市と県に通報した。
 全容解明と対策を求める林会長に対して、県の担当者は周辺の鶏ふんを施設敷地内に仮置きするなどの応急対応を説明した。事業者への撤去指導に加えて、西大谷川の水質検査も実施する。川勝知事は「市と協力して、法的に厳しく対応していく」と述べた。
 養鶏施設を運営する事業者は4月、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う鶏卵の価格低迷や飼料の高騰で資金繰りが悪化した。

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