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テーマ : 清水エスパルス

⚽J1清水 ピカチュウ、乾 中盤両サイド争いがし烈に

 J1清水の中盤両サイドの定位置争いが激しい。7月に加入したブラジル人MFヤゴピカチュウ、元日本代表MF乾が前節鳥栖戦で初出場。層の厚いポジションに新戦力が入り、アピール合戦に拍車が掛かっている。

乾(右奥)、ヤゴピカチュウ(右から2人目)の加入で清水のサイドMFの定位置争いは激しさを増している=三保グラウンド
乾(右奥)、ヤゴピカチュウ(右から2人目)の加入で清水のサイドMFの定位置争いは激しさを増している=三保グラウンド

 4-4-2の布陣を採用する清水は左右のサイドMFを配する。両ポジションに対応できる選手は多く、今季リーグ戦で先発したのは鳥栖戦までで計9人。主力に定着していたMF西沢が前々節浦和戦で全治3カ月のけがを負い離脱したが、即戦力の2選手が加わり激しい競争が続く。
 鳥栖戦では右の先発にヤゴピカチュウが抜てきされた。開始早々に強烈なシュートを放つなど見せ場もあったが、「慣れていくのに時間が必要」と振り返るように連係面は途上段階。一方で、後半18分に代わって出場したFWカルリーニョスは巧みに相手をはがして2得点目につながる決定的なパスを出し、存在を強く印象付けた。
 左の先発はFW後藤。特徴の献身的なプレーで、守備面でもチームのバランスを保った。リードを許す展開で投入されたのは乾。「(欲しいタイミングでボールは)来たが、そこで自分が仕事ができなかった」と逸機に反省の言葉を並べた。
 鳥栖戦に絡めなかった選手も食い込みを狙っている。右かかとのけがから復帰したMF高橋は持ち味の「攻撃でのアイデアや最後の(決める)部分を出せたら」と出番を待つ。MF滝や今季2得点のMFベンジャミン・コロリも練習でアピールに燃える。最激戦区のポジション争いが、最下位に沈むチームを押し上げられるか。

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