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テーマ : 浜松市

風力発電事業の環境影響は 企業が天竜で説明会

 浜松市天竜区佐久間町、龍山町の山中で「ウインドパーク天竜風力発電事業」(仮称)を計画する中部電力子会社シーテック(名古屋市)は3日、同事業の環境影響評価(アセスメント)準備書説明会を同区の龍山森林文化会館で開いた。住民35人が出席した。
 シーテックは、環境影響評価に基づく調査の評価結果を報告した。騒音、粉じん、動物の生態系など計12項目を調査し、いずれも環境基準を下回るか、もしくは影響は小さいと予測される結果が出たと報告した。
 参加した住民からは「表層水の水質は調査しているが、地下水の調査はしていないのか」などの質問が出た。同社担当者は「工事で地中に深く掘ることはなく(地下水の)影響はないとみている。もし影響があるならば、住民の方々と協定を結ぶなど対処できる方法を考えていく」と応じた。低周波音の影響や野鳥に関する質問も上がった。
 準備書段階では、方法書段階よりも事業実施区域をやや縮小し、風力発電機は最大21基から17基に削減した。2024年4月着工、28年3月の営業開始を目指している。
 準備書の縦覧は8月22日まで。同社ホームページや市役所市政情報室、佐久間図書館、龍山森林文化会館などで閲覧できる。
 (水窪支局・大沢諒)

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