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テーマ : 経済しずおか

清水港に次世代エネ施設 エネオス、23年度初頭着工

 石油元売り大手のENEOS(エネオス)は4日、静岡市清水区袖師地区の清水製油所跡地に大型太陽光パネルや蓄電池、水素ステーションなどを設置する計画について、2023年度初頭に着工すると明らかにした。地産地消のエネルギーを周辺公共施設などに届け、災害時の電力供給も手掛ける。

エネオスが太陽光発電設備や水素ステーション建設を予定する清水製油所跡地
エネオスが太陽光発電設備や水素ステーション建設を予定する清水製油所跡地

 清水港近くにある遊休地内の用地4・2ヘクタールに3千キロワット級の太陽光発電設備を整え、24年4月に稼働させる。発電した電力をJR清水駅東口に独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)が建設予定の「清水さくら病院(仮称)」や静岡市清水文化会館マリナートなどの公共施設に供給するほか、併設する水素ステーションの水電解装置で用いる。再生可能エネルギー由来で二酸化炭素(CO2)を排出せずに生産する「グリーン水素」を燃料電池バスなどで活用する。
 同跡地の利活用を巡っては、エネオスが20年7月に県と、21年7月に市とそれぞれ基本合意書を交わし、次世代型エネルギー供給プラットフォームの構築を進めてきた。
 エネオスは4日の発表で、同跡地内南側で清水駅東口に近い空タンクがある場所一帯を「再エネの利用を促進するエリア」と位置付けた。

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