将棋・女子団体、日大三島準V 全国高総文祭、放送は静岡県内2校優秀賞
都内で開催された第46回全国高校総合文化祭「とうきょう総文2022」は最終日の4日、将棋部門女子団体戦で日大三島が準優勝した。放送部門は静岡大成と浜松市立が優秀賞に輝いた。
将棋の日大三島(3年萩本夏々彩さん、3年甲斐千尋さん、1年佐々木香歩さん)は、2002年の初優勝以来20年ぶりの頂点を目指したが、決勝で関西大倉(大阪府)に敗れた。萩本主将は「卒業生や地元の方々、プロの先生たちの指導で、チーム一丸となって勝ち抜くことができた」。ただ、優勝を目指していただけに悔しさもにじませた。同校によると、準優勝は04年以来2回目。
男子団体は静岡(3年高島康太さん、1年武田華成さん、2年山田志蕗さん)が、過去最高の3位に入賞した。高島主将は「準決勝の相手はほぼ互角で、自分が勝てていればという気持ちはある。それでも3位はうれしい」と熱戦を振り返った。
男子個人の北大生さん(富士3年)と、女子個人の望月千翠さん(清水桜が丘1年)がそれぞれ5位に入賞した。
放送のオーディオメッセージ部門で優秀賞を受けたのは静岡大成の「村の小さなおべんとうやさん」。部長の秋山友葵さん(3年)は「利益より人の関わりを大切にするおばあさんを取材した。全体のレベルが高く、受賞作品の中にあってホッとした」と話した。
ビデオメッセージ部門は浜松市立の「Go☆To地グルメ」が優秀賞。制作代表の戸田涼太さん(2年)は「作品は高校生もご当地グルメを開発できることを伝えた。題材探しに苦労したが、考え抜いた結果の賞でうれしい」と喜んだ。