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東泉院の“お宝” 学芸員が解説 富士山かぐや姫ミュージアム

 富士市の富士山かぐや姫ミュージアムで開催中の夏のテーマ展「東泉院 お宝大発見!」のギャラリートークがこのほど、同館で開かれた。かつて同市今泉にあった東泉院に所蔵されていた掛け軸や古文書を学芸員が解説した。

東泉院に残されていた史料を見る来場者=富士市の富士山かぐや姫ミュージアム
東泉院に残されていた史料を見る来場者=富士市の富士山かぐや姫ミュージアム

 東泉院は戦国時代から明治初頭まで同市今泉にあった。富知六所浅間神社など5社が「下方五社」と呼ばれ、別当寺に位置付けられていた。
 9月25日まで開催されている特別展では、後水尾天皇の息子青蓮院尊證の風景画「三日月刈穂鶉図」や、鎌倉時代後期に描かれたとされる絹本「釈迦三尊十六善神図」など約80点が並ぶ。
 ギャラリートークで、同館学芸員の佐野あき沙さんは「東泉院はきれいな庭園があり、公家が立ち寄った心付けに置いて行った貴重品が残されていた」と解説した。
 収蔵品の目録の中で特に貴重な品は「宝」のマークが付く。徳川綱吉から住職に贈られた掛け軸「張果老図」などが来場者の目を引いている。

 

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