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裾野「日本一早い新そば」 JAの出荷検査開始

 JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は28日、裾野市特産「あしたか山麓裾野そば」の出荷検査を市内のそば工場で始めた。さわやかな香りとのどごしの「日本一早い新そば」として、8月上旬から同市佐野のJA直営店「五竜庵」で提供する。

新そばの出荷検査で水分量などを計る関係者=裾野市のJAふじ伊豆そば工場
新そばの出荷検査で水分量などを計る関係者=裾野市のJAふじ伊豆そば工場

 裾野市は寒暖差のあるそば栽培の適地で、生産者は7~8月と10~11月の年に2回収穫しているため、他産地に先駆けて新そばを味わうことができる。今年は発芽が少し遅れたものの、梅雨明けが早く順調に生育したという。実に殻のついた玄そば約2トンが持ち込まれ、JA職員が水分量と実のつまり具合を専用機で測定した。
 同JAと市は芝生産の遊休地などを利用し、新たな特産物として2010年からそばの栽培を始めた。生産者17人が玄そば換算で年12トン前後を収穫している。

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