郵便局と信金 詐欺防止に貢献 清水署が感謝状
清水署はこのほど、特殊詐欺被害を未然に防止したとして静岡市清水区但沼町の小島郵便局(川崎真人局長)と局員の栗田史子さん(40)、同区神田町の静清信用金庫月見支店(木野智浩支店長)と同店の工島毅事務長、中川有子内務長に署長感謝状を贈った。
栗田さんは5月25日、来店した高齢の夫妻から「口座から40万円を降ろしたい」と申し込みを受けた。夫妻は落ち着かない様子で、通帳を見ると今まで大きな金額を降ろしていなかった。さらに夫妻から「横浜に住んでいる息子が現金を取りに来る」と聞き、詐欺被害を疑って警察に通報し被害を防止した。
同店で八木瑞生署長が感謝状を栗田さんと川崎局長に手渡し、貢献をたたえた。2人は「みなさんが被害に遭わないのが一番」「利用客が気軽に相談できる郵便局にしていく」と話した。