松本さん(浜松啓陽高2)努力結実 難関の情報処理国家試験合格
浜松啓陽高(浜松市北区)2年の松本将明さん(16)が、経済産業省の認定する情報処理の国家試験「応用情報技術者試験」の2022年度春期試験に合格した。合格率は2割程度で、今回の試験では県内の高校生で唯一の合格という。
情報処理全般の高度な知識が必要とされる難関試験で、企業でシステム開発や経営戦略などに携わるエンジニアが受験者に多いという。松本さんは1年時に「情報セキュリティマネジメント試験」「基本情報技術者試験」など3種の資格試験に合格。所属する情報処理部の活動や自主勉強に1日2~3時間を費やし、今回の試験も一発合格を果たした。
応用情報技術者試験に同校の生徒が合格するのは初めて。同部顧問の浜田健二教諭は「目標に向かって計画を立て、実践できる。努力が結実した」と目を細めた。
今秋には情報セキュリティー分野に特化した「情報処理安全確保支援士試験」に挑戦するという松本さん。「まずは1回で合格したい。知識を深めて、将来的に起業したい」と意気込む。