家族のケアする子ども4.3% 磐田市、実態調査結果を説明
磐田市は21日までに、県のヤングケアラー実態調査(2021年10月~22年1月)の同市分の結果を発表した。ケアをしている人がいると答えたのは493人(4・3%)で、23人に1人の割合でいることが分かった。県全体では1万782人(4・6%)だった。
ヤングケアラーは、家族やきょうだいの世話をする子ども。県の調査は6月に公表された。小学5、6年生、中学生、高校生25万6966人を対象に実施した。同市では1万1376人が回答。ケアの内容は「家事」が最多で53・5%、「きょうだいの世話」が30・2%で続く。ケアの相手は「きょうだい」が49・9%、「母親」が42・8%だった。
市は21日、本年度初の要保護児童等対策協議会を市内で行った。自治会連合会や学校、警察の関係者が参加し、調査結果を受けて「予想より多い」「手伝いとの線引きが難しいのではないか」などの意見が出た。