職業観や働く意義を学ぶ 浜北西高 市内企業人ら招き講話
浜松市浜北区の浜北西高で19日、職業講話が行われた。市内の製造業従業員や地方公共団体の職員らが職業観や働く意義を1年生約280人に説いた。
同区で遠州綿紬(つむぎ)を販売する「ぬくもり工房」の大高旭代表は、日本らしいものづくりの良さを残そうと同工房を設立したと振り返った。浜松地域では江戸期に綿の栽培が奨励されたこと、湖西市出身の豊田佐吉が自動織機などを発明し、自動車産業の発展につながったことといった遠州の歴史も説明した。
大高代表は「仕事を通じ、何を実現したいのか。そんな風に未来を想像するときは、過去を考えることも大事になる」と語り、地域の歴史に理解を深めるようにも呼び掛けた。