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鈴鹿8耐に3年ぶり参戦 エスパルスドリームレーシング

 静岡市清水区のレーシングライダー生形(おがた)秀之さん(45)率いる「エスパルスドリームレーシング・ITEC」が、8月5~7日に三重県で開かれる国内最高峰のオートバイレース、鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)に出場する。コロナ禍の影響で大会開催は3年ぶりとなり、念願とする表彰台に再び挑む。

3年ぶりに出場する鈴鹿8時間耐久ロードレースで表彰台を目指す生形さん(左)と渥美さん=静岡市清水区
3年ぶりに出場する鈴鹿8時間耐久ロードレースで表彰台を目指す生形さん(左)と渥美さん=静岡市清水区

 大会には45チームがエントリーする。生形さんは2017年から自らのチームで3年間出場し、18年には4位に食い込んだ。目標は表彰台の3位以内。今年から3年間と挑戦の期限を定め、自身の選手生活を懸けて初年度のレースに臨む。
 今回一緒に戦うライダーの一人は、浜松市浜北区出身の渥美心さん(26)。世界耐久ロードレース選手権に参戦するフランスのチームに所属しているが、同チームは鈴鹿8耐に出場せず。縁あって生形さんのチームに加わることになった。
 生形さんは地域色を前面に出したチームづくりを意識し、サッカーJ1清水エスパルスと連携するなどして活動してきた。しかし、これまで鈴鹿8耐の出場時に組んだペアライダーは外国人選手が中心。渥美さんとの“県勢タッグ”は生形さんにとって理想の姿だ。
 渥美さんはバイクメーカーが集積する県西部で育ちながら、ライダーへの関心や理解が地元に乏しいと感じてきた。「静岡の人たちにバイクレースの存在をより発信する機会になれば」。和歌山県出身のもう一人のライダーと3人で力を合わせ、過酷なレースを疾走する。
 (運動部・市川淳一朗)

 

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