献血サポーター、下田高生に委嘱 10代に促進
静岡県はこのほど、献血の啓発役を担う「アボちゃんサポーター」に下田高(下田市)の1、2年生10人を任命した。同校で委嘱式が開かれた。
同サポーターは若年層の献血意識の高揚を念頭に、学園祭などで広報活動を展開。スーパーに掲示する啓発ポスターの作成にも取り組む。1年の中村日南さんは「献血を必要としている人が思っている以上にいる。1人の献血で救える命があるのだとみんなに伝えたい」と意気込んだ。
県は2022年度、県内17校約180人に同サポーターを委嘱する。県によると、県内の献血者数は1991年度の23万人がピークで、2021年度は約13万人。特に若年層の割合が低く、県は同サポーターを通じ10代の献血促進につなげたい意向。