パラサーフィン身近に 牧之原・人工造波施設でフェスタ
牧之原市の人工造波施設「静波サーフスタジアム」でこのほど、障害のある人が安全な環境でサーフィンを楽しみ、技を競い合う「静波パラサーフィンフェスタ」が開かれた。
競技大会には身体障害、視覚障害の各部門に全国から約30人が出場した。スタッフのサポートを受けながら、人工造波施設が作り出す安定した波の上で、ライディング技術を競い合った。初心者を対象にしたパラサーフィン体験会やシンガー・ソングライター東田トモヒロさんによる音楽イベントもあり会場は大いに盛り上がった。
遊びを通じて障害者の社会参加促進を支援する一般社団法人ユニバ(熊本市)が主催した。「障害があっても挑戦できる環境づくりを」との思いから、同イベント開催を目的に5月からクラウドファンディングで資金を募り、今回が初の実施となった。ユニバの田中慎一郎代表理事は「一過性のイベントではなく、来年以降も継続して開催していきたい」と話した。