若い神職誕生 高柳さん「地域の力に」 浜松・岐佐神社
浜松市西区舞阪町舞阪の岐佐神社で13日、第20代神職に就くことになった高柳敦さん(23)の「奉職を祝う会」が行われた。若い神職の誕生を祝い、今後の取り組みを温かく見守っていこうと氏子有志が呼び掛け、開催した。
大学を今春卒業し、禰宜(ねぎ)となった高柳さん。第19代宮司の父壮さん(59)が、地域とのつながりを大事に仕事をする姿を見て育ち、後継者を目指すことを決めた。誓いの言葉として「一日も早く地域の力になりたいという気持ちを強く抱いている。まだまだ未熟者だが、指導をよろしくお願いしたい」と決意を述べた。
岐佐神社は貝の神様をまつることから漁業の守り神として信仰を集める。大太鼓祭りが開かれることでも知られている。
この日は、地域の歴史に愛着を持ち、継承してほしいとの願いを込め、地元のさざなみ写真館創業者の鈴木晴夫さんが、町の歴史を記録した写真集と郷土の昔話を収めたCDを寄贈した。
(浜松総局・二神亨)