ゲーム依存どう防ぐ? 浜松の児童、時間管理のこつ学ぶ
浜松市中区の東小5年生約30人がこのほど、静岡大教育学部が研究するゲーム依存防止の特別授業を同校で受けた。同大の安永太地研究補佐員からゲームのやり過ぎを自律して防ぐ時間管理のこつを教わった。
児童は一日の過ごし方を表に書き出し、24時間の使い方を見える化した後、ゲームや勉強にかける時間を見積もった。安永さんはスケジュールを実行する上で「終了時刻の合図に音楽が鳴るよう設定する」「ゲームと勉強の間に音楽を1曲聞くなど、小さい楽しみを挟む」といったポイントを紹介した。
講義に先立ち、児童全員が車座で話す「哲学対話」に取り組んだ。「一日何時間ゲームをするか」「なぜゲームにはまるか」を発表し合って、自身の考えを整理した上で安永さんの話を聴いた。
授業立案に協力した藤井基貴准教授は「子どもが気付き、考え、行動に移せる教育プログラムを確立し、共有できるようにしたい」と展望を話した。
(浜松総局・柿田史雄)