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テーマ : 清水エスパルス

⚽J1清水 岸本、サイドバック先発に名乗り 前節5戦ぶり出場

 J1清水のMF岸本武流(24)が今季2度目のリーグ戦の先発を虎視眈々(たんたん)と狙っている。10日の前節名古屋戦でリーグ戦5試合ぶりの出場を果たすと、相手選手の一発退場を呼び込むプレーなどで存在感を発揮。右サイドバックで出場していたDF片山が16日の浦和戦は累積警告による出場停止で、代役に名乗りを上げる。

浦和戦で今季2度目のリーグ戦先発を狙う清水の岸本=三保グラウンド
浦和戦で今季2度目のリーグ戦先発を狙う清水の岸本=三保グラウンド

 名古屋戦は1点をリードする後半38分に出場。中盤の右サイドに入り、積極的な守備対応で貢献した。43分にはカウンター攻撃から自慢のスピードを生かしてサイドを抜け出すと、たまらず相手DFが後ろから足を掛けてレッドカード。味方に数的有利の展開をもたらした。終了間際にはセットプレーから惜しいシュートも放った。
 攻撃で持ち味を発揮する右サイドバックとして徳島から今季加入したが、前節を迎えるまでリーグ戦の出場は先発1試合を含む5試合のみ。6月の監督交代後も立場は大きく変わらず、リカルド監督の下では名古屋戦が初のベンチ入りだった。味方選手の負傷で急きょ投入されることになったが、「良い準備ができていたし、チームの流れを止めることなく入れた」と力になれることを印象付けた。
 次節対戦する浦和を率いるのは、徳島で2019年から2年間指導を受けたロドリゲス監督。FWの選手だった岸本に右サイドバックという新たな主戦場を与えた師だ。「サイドバックで結果を残したい」。“恩返し”の思いも胸に秘め、出番に備える。
 (市川淳一朗)

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