島田の昔話、舞台芸術に 「舞伝プロジェクト」24日始動
昔話など地域に伝わる物語を題材に舞台芸術作品の完成を目指す「SHIZUOKA舞伝(ぶでん)プロジェクト」が24日、島田市でスタートする。主催するダンスグループM・K(磐田市)の金森三知子代表と講師を務める県舞台芸術センター(SPAC)俳優の奥野晃士さんが12日、島田市役所を訪れ、染谷絹代市長に抱負を語った。

参加者がダンスや演劇などの表現をプロから学ぶとともに、昔話や歴史などを調査して地元の隠れた魅力を発掘、舞台を通じて発信することを目指す。表現や作劇のワークショップを市内で毎月開催し、題材を選んだ上で2~3月ごろの上演を目指すという。
プロジェクトはアーツカウンシルしずおかの助成事業。朗読劇などを通じて地域の歴史を伝える活動を続ける奥野さんは「昔話にはその土地への愛着や誇りが詰まっている。皆さんと舞台芸術として共有し、地域の魅力を再発見したい」と意気込んだ。
主催者は市内外からプロジェクトの参加者を募っている。定員20人。経験や年齢は問わない。問い合わせは市文化振興課<電0547(36)7966>へ。
(島田支局・中村綾子)