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テーマ : 富士宮市

ドライフラワー 自然の香りと温かみ リース作家・前嶋綾さん(富士宮市)

 暮らしに彩りを添えてくれる草花。リース作家前嶋綾さん(52)=富士宮市=が作り出すのは、可憐[かれん]なドライフラワーを惜しげもなく使ったリースだ。花材のほとんどは、市場や知り合いの花屋から仕入れた草花を自ら乾燥させて作る。リースからは自然の香りと温かみが漂う。

可憐で温かみのあるドライフラワーのリース。どの角度から見てもベースが見えないほど、ふんだ可憐で温かみのあるドライフラワーのリース。どの角度から見てもベースが見えないほど、ふんだんに花材を使っているんに花材を使っている
可憐で温かみのあるドライフラワーのリース。どの角度から見てもベースが見えないほど、ふんだ可憐で温かみのあるドライフラワーのリース。どの角度から見てもベースが見えないほど、ふんだんに花材を使っているんに花材を使っている
前嶋綾さん
前嶋綾さん
可憐で温かみのあるドライフラワーのリース。どの角度から見てもベースが見えないほど、ふんだ可憐で温かみのあるドライフラワーのリース。どの角度から見てもベースが見えないほど、ふんだんに花材を使っているんに花材を使っている
前嶋綾さん

 植物は幼い頃からいつも身近にあった。「暮らしの一部で、ないと物足りない。リースを作りながら色や香りに私自身が癒やされている」と笑う。
 ベースを作るのはサンキライやアカツルなどのつる。そこに接着剤を使いながらピンセットで花材を一本一本差し込んでいく。どこにどんな草花を配置するかは感覚が頼りだ。「ドライフラワーといっても季節の草花を乾かして使うので、夏と冬では違った雰囲気になる」という。
 リースを作り始めたのは28歳。初めは趣味だった。ドライフラワーを使って繊細な作品を作る憧れの作家の本を図書館で借り、作り方を学んだ。今や前嶋さんの代名詞になった三日月形のリースが誕生したのは10年ほど前。企画展に出すに当たり「せっかくなら今までにないものをとひらめいた」。自身のインスタグラムで目に留めてもらうことが増え、「花時間」などの雑誌にも取り上げられた。
 スワッグやブーケも作ることはあるが、メインはリース。「後から花材を足せるところが自分に合っている。どれだけ自分らしく作れるか、考えるのが楽しい」。「前よりもっとすてきな物を」と思いながら作品に向き合う。

 まえじま・あや 富士宮市出身。インスタグラム「aya.wreath」で、作品を販売するイベントやオーダー会の情報を発信している。価格は三日月リース(直径23センチほど)が約8000円~。

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