33事業所手作り 静岡県庁で福産品展 食品や雑貨ずらり
静岡県は5日、新型コロナウイルスの影響を受けた障害福祉事業所を支援する「ふじのくに福産品サマーフェア」を県庁で開いた。県内33事業所が手作りした食品や雑貨が並び、県職員らが買い求めた。
パンや菓子、野菜のほか、木製スプーンや名刺入れ、皿などを販売した。静岡市清水区の就労継続支援A型事業所ゲインはメロンパンを販売し、人気を集めた。担当者は「コロナや物価高で厳しい状況だが、売り上げや知名度アップにつながる」と喜んだ。特別支援学校の活動を紹介するコーナーも設けた。
「福産品」は障害福祉事業所で働く人たちが作った製品の愛称。コロナ禍でイベントが中止になるなど販売機会が減少する中、県は県民に購入を呼び掛け、障害者の工賃向上を図っている。
6日も午前11時から午後3時まで販売する。一般来庁者も購入できる。