未来の森考えよう 勝間田城跡で調査学習 牧之原・勝間田小児童
牧之原市の勝間田小の児童がこのほど、森林環境に理解を深めようと、同校近くの県指定史跡「勝間田城跡」周辺でフィールドワークを行った。
同市は市有地である勝間田城跡周辺の森林をモデル地に設定し、2020年度から25年度まで森林環境譲与税を活用した荒廃森林整備を進めている。児童はグループごとにフィールドワークを実施し、整備事業で新たに育ったクヌギやコナラの葉の色や形を見比べ、整備が進む同所の森林環境を調査したほか、森の未来について自分たちがどんなことができるかを話し合った。
同市教委相良文化財調査事務所の松下善和調査官は「整備することの重要性を理解してもらうと同時に、地元の森林環境に関心を抱いてもらうきっかけになれば」と話した。