はしご車で救出 病院と連携訓練 掛川市中央消防署
掛川市中央消防署と掛川東病院は4日、中高層建物での災害に備え、はしご車を使った連携訓練を同市杉谷南の同病院で実施した。3月にはしご車の運用を始めて以降初めて、病院と訓練を行った。
消防署員8人と病院職員10人が参加した。病院で火災が発生し、4階に逃げ遅れた人がいるという想定で行われた。4階のベランダまではしごを伸ばし、先端部分のバスケットに要救助者を乗せて救出する手順を確認した。
同消防署はこれまで、市内の複数の事業所とはしご車の合同訓練を実施してきた。山本圭吾署長は「病院には自力で避難が難しい人もいて取り残される可能性もある。はしご車を効果的に活用できるよう訓練を積み重ねたい」と話した。