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特産PR強化し活性化 浜名商工会 吉田清和会長【キーパーソン】

 浜松市内の可美、篠原、庄内、雄踏町、舞阪町の5商工会が合併した2010年から会員は10%減少し、21年度末時点で1359事業所。事業者の高齢化など直面する課題に対し、地域に活気を取り戻すための策を講じる。

吉田清和会長
吉田清和会長

 ―事業者の現状は。
 「商業、工業に舞阪の水産業、舘山寺の観光業と幅広い業種がある地域だが、新型コロナウイルス禍で特に観光業に深刻な影響が出た。今後もコロナに加え、資材費の高騰、賃金の値上げなど厳しい状況が続くと思うが、商工会は会員に寄り添いながら最大限のサポートをすべきと考えている」
 ―会員の支援策で新たな取り組みは。
 「創業を考える人のため、6月下旬から日曜創業スクールを開講。経営に悩みのある会員には、ウェブ活用や許認可などの専門家に相談できるワンウイーク経営相談会を7月に開催する。コロナの影響を受けた会員には各種補助金の申請も受け付ける。会員に連絡を取り、話を聞く機会を増やしていきたい」
 ―活性化に何が必要と考えるか。
 「11月に浜名湖うなぎまつりを3年ぶりに開く。浜松最強のパワーフードで皆さんに元気になってほしい。20回目の節目だが、西区を代表するイベントとして定着化させて、今後につなげることが大事。確実に、安全に開催する。浜名湖牡蠣(かき)カバ丼がヒット商品になったが、浜名湖ノリうどん、ノリパスタの開発も進めている。地元食材を使ってアピールし、地域を何とか盛り上げたい」
 よしだ・きよかず LPガス製品販売などの吉田屋社長。雄踏町商工会副会長、浜名商工会副会長などを経て2021年5月から現職。68歳。

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