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テーマ : 清水エスパルス

⚽清水5失点 国立でクラブ30周年飾れず J1リーグ第19節

 明治安田J1リーグは2日、各地で第19節の9試合が行われ、清水はクラブ創設30周年記念試合で首位の横浜Mに3―5で敗れた。

清水―横浜M 後半、清水は横浜M・宮市(左から2人目)に5点目のゴールを奪われる=国立競技場(写真部・小糸恵介)
清水―横浜M 後半、清水は横浜M・宮市(左から2人目)に5点目のゴールを奪われる=国立競技場(写真部・小糸恵介)


 ②国立(横浜M2勝)▽観衆56131人
 横浜M 12勝4分け3敗(40) 5(2―1 3―2)3 清水 3勝8分け8敗(17)
 ▽得点者【M】西村(7)レオセアラ3(7)宮市(2)【清】神谷(1)チアゴサンタナ(5)片山(2)

 【評】清水は点の取り合いで横浜Mに屈した。
 清水は前半10分に横浜Mのカウンター攻撃から失点したが、3分後に神谷が相手GKとの1対1を制して追い付いた。しかし、前半終了間際にレオセアラに押し込まれ、リードを与えて折り返した。
 後半2分にチアゴサンタナが蹴り込んで再び同点としたが、4、7分とレオセアラに連続得点を許した。43分には5失点目。終了間際の片山の反撃弾も実らなかった。


 ■30周年記念試合で屈辱の力負け
 国立競技場を埋めた清水サポーターの熱気を背に、イレブンは果敢に戦った。しかし、真っ向勝負では首位を走る横浜Mに分があった。力負けを喫し、リカルド監督は「全ての面で向上していかなければいけない」と完敗を認めた。
 横浜Mに三たびのリードを許した後半4分の失点は、自陣でのパスワークが乱れて逆襲を食らった。前半10分に許した先制点も同様の形からだった。
 指揮官は戦前、「強いプレスに屈することなくわれわれのサッカーを表現する」と語っていた。しかし、攻撃の組み立てで連係やパスにミスが生じては相手を上回るのは難しい。18試合で36得点とJ1トップを誇る横浜Mの攻撃力にのみ込まれた。
 清水のクラブ創設30周年を記念した一戦。同じくJリーグ初年度から加わる「オリジナル10」の横浜Mが相手となった。3年前にはJ1を制し、攻守に積極的な戦い方を継続して構築する相手に対し、清水は新体制での公式戦4戦目。チームの完成度の違いは明らかだった。
 リーグ戦3試合ぶりの黒星で、J1残留圏の15位湘南との勝ち点差は3に広がった。中3日で迎える次節の相手は最下位の神戸。降格圏から浮上できるか否かの、極めて重要な一戦が待ち受ける。

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