大隅さん講師に子育て支援学ぶ 浜松のNPO
NPO法人浜松NPOネットワークセンター(浜松市中区)はこのほど、「子育ちカウンセラー」として活動する大隅和子さんを招いたセミナー「可能性を育む子どもとの関わりかた」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同区の市市民協働センターで開いた。子育て支援などに取り組む13人が参加した。大隅さんは「赤ちゃんはかわいがられることで自分と周囲を信頼し、目を合わせて話し掛けてもらうことで注意力を得る」と指摘。学童期の集中力や自己抑制の問題は「原因をたどると、生まれてすぐの人との関わり方にある」と解説した。
現在の子育て環境下では「全ての子育て家庭が支援を必要とする。目の前の人に寄り添い、受け止め、必要な支援ができる人が求められる」と呼び掛けた。自分の感じ方や考え方を把握する「自己覚知」のワークショップも行った。