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テーマ : 裁判しずおか

先輩を殺人未遂 男に懲役8年 静岡地裁判決

 先輩ら男性2人を殺害しようとしたとして、殺人未遂の罪に問われた藤枝市高洲5丁目、土木作業員の男(46)の裁判員裁判の判決公判で、静岡地裁は1日、懲役8年(求刑懲役10年)を言い渡した。
 2人への殺意と先輩に対する過剰防衛が成立するかが争点だった。国井恒志裁判長は判決理由で、先輩に対して未必的な殺意が、先輩の知人男性に対しては確定的な殺意があったと認めた。また、先輩から顔を突然殴られ、さらなる危険を感じてもおかしくはない状況だったなどと指摘。「急迫不正の侵害があったと認められる」として過剰防衛は成立すると判断した。
 判決によると、被告は2020年8月19日午前3時ごろ、焼津市内の資材置き場で、先輩に顔を殴られたことから、刺せば死亡するかもしれないと認識しながら先輩の左腹部を刃物で1回突き刺し、負傷させた。先輩の知人男性には殺意を持って足などを多数回にわたり突き刺し、負傷させた。

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