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移動販売の定期運行開始 磐田、袋井、天竜区巡回 JA遠州中央

 JA遠州中央は29日、管内の高齢者の買い物支援を目的に、農産物や生鮮食品、日用品などを扱う移動販売車「ときめきマルシェ」の運行を始めた。食品スーパーがない地域で定期運行し、“買い物難民”の解消に一役買う。

移動販売車で買い物を楽しむ地域住民=磐田市のJA遠州中央豊浜支店
移動販売車で買い物を楽しむ地域住民=磐田市のJA遠州中央豊浜支店

 同JAはこれまでも、磐田市豊浜地区や袋井市浅羽地区、浜松市天竜区で農産物直売所の出張販売を展開してきた。組合員や地元の自治組織から、幅広い品ぞろえを求める声が寄せられ、冷蔵・冷凍庫を備える移動販売車の導入を決めた。
 移動販売車は、農産物をはじめ、食肉や鮮魚、冷凍食品、総菜など約400種類を扱う。月曜は磐田市竜洋地区、火曜は同市東新町、水曜は同市豊浜地区、木曜は袋井市内、金曜は浜松市天竜区を回る。需要を見極めながら、ルートの追加も検討する。
 29日は磐田市の同JA豊浜支店で農産物直売所「ふくの市」の出張販売に合わせ、出発式と初の営業を行った。鈴木政成経営管理委員会会長は「スーパーや個人商店の減少で、高齢者が不便を強いられている。人が集まり、買い物やおしゃべりを楽しむ地域のよりどころになれば」と述べた。
 牛乳やパン、豆腐を購入した同市豊浜中野の中本かず子さん(81)は「自転車で川を越えて買い物に出掛けていたが、移動販売で便利になった」と話した。

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