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テーマ : 富士市

入れ墨入浴の規制陳謝 富士市議会 一般質問

 富士市議会6月定例会は27日、5氏が一般質問を行った。新環境クリーンセンター(大淵)併設の「ふじかぐやの湯」で一時、入れ墨をした利用者に入浴着着用を義務付ける措置をしたことについて、高田勝環境部長は行き過ぎた規制だったことを認め、陳謝した。小池義治氏(民主連合)への答弁。
 市によると、2020年に供用開始したふじかぐやの湯は、公共施設として、入れ墨のある利用者の入浴を認め、入浴着の着用を勧めている。一方で、入れ墨をした利用者に暴力団関係者と疑われる振る舞いがあるとして恐怖や不快感を訴える苦情が、「市長への手紙」で5件、同所受付に21年12月以降、60件以上あった。
 市は指定管理者と相談の上、利用規則を変更して22年5月1日から入浴着着用を義務化したが、小池氏からの文書質問を受け、同月12日に撤回した。
 小長井義正市長は「入れ墨をしているだけで他の利用者に著しく迷惑を及ぼし、管理・運営上支障があるとまでは言えないと判断し、変更前に戻すよう指示した」と述べ、高田部長は「市長の指示を取り違えた。条例に基づいた行為だったが、管理・運営上の支障が明らかとまでは言えなかった」とした。
 小沢映子(民主連合)、井出晴美(凜の会・公明党)、萩野基行(同)、笹川朝子(共産党議員団)の各氏も登壇した。

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