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テーマ : 浜松市

日本医師会 会長に松本氏 浜松医大卒、新人対決制す

 任期満了に伴う日本医師会(日医)の会長選の投開票が25日、東京都内で行われ、埼玉県医師会所属の松本吉郎氏(67)=写真=が、大阪府医師会所属の松原謙二氏(65)を破り初当選した。任期は2年。2020年から1期務めた前会長の中川俊男氏(70)は、診療報酬改定への対応で日医内から批判が出たことなどを背景に立候補を見送り、新人同士の対決となっていた。

 松本氏は当選後の記者会見で「日医の役割は国民の命と健康をしっかり守っていくことだ」と述べ、政策実現のために「政府、与党としっかり協調して連携を取りながら進めることが基本」と強調した。
 日医は自民党の有力支持団体で、会員は17万人を超える。新型コロナウイルス感染症対応をはじめ、政府の医療政策に大きな影響力を持つ。
 松本氏は東京都出身で浜松医科大卒の皮膚科・形成外科医。16年から日医の常任理事を務めていた。松原氏は広島県出身の内科医。13年から日医副会長を務めていた。会長選は松本氏310票、松原氏64票だった。
 中川氏は北海道医師会所属。20年会長選で当時の現職を下して初当選した。22年度診療報酬改定で、患者が繰り返し使うことができる処方箋など、日医内に反対論が多い制度の導入を止められなかった。このため反発が広がり、事実上の出馬断念に追い込まれた。

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