ロケ支援 浜松がダブル受賞 「ゆるキャン△2」「唐人街探偵」
映像作品のロケ支援に関する優れた団体を表彰する「JFC(ジャパン・フィルムコミッション)アワード」の第8回表彰式がこのほど広島市で開かれ、浜松市の浜松フィルムコミッション(FC)がドラマ「ゆるキャン△2」と映画「唐人街探偵・東京MISSION」の2事例で優秀賞に輝いた。浜松FCは昨年度の映画「弱虫ペダル」の最優秀賞から2年連続受賞で、同時に2点の優秀賞を取るのは初めて。
JFCは全国約150団体が参画する、FC関連で国内最大の団体。今回は最優秀が映画「ドライブ・マイ・カー」の広島FC、優秀は5事例だった。
「ゆるキャン△2」は西区舞阪町弁天島の浜名湖に浮かぶ「いかり瀬」がオープニング映像やポスターのデザインに使われた。浜松FCが紹介したスポットの美しい風景が制作スタッフの高評価を受けた。「唐人街探偵」は8団体の共同受賞。中国の人気映画シリーズで、新宿・歌舞伎町の抗争シーンが中区の有楽街で撮影された。
いずれも国外での人気が高い作品で、浜松FCの原田憲治さんは「インバウンド復活後の来訪者増にもつながる。受賞を機に一層撮影の支援に取り組み、地域ブランドを高めたい」と喜んだ。