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テーマ : お酒・ビール

丸子のビール醸造開始 静岡の食に対応、ラガー中心 駿府匠宿内

 静岡市駿河区丸子の観光施設「駿府の工房 匠(たくみ)宿」内に新設されたクラフトビール醸造所「静岡醸造」が21日、本格的に醸造を開始した。市内四つ目のビール醸造所が動きだした。

発酵タンクに入れた麦汁の状態を確認する福山さん(右)と折山さん=静岡市駿河区の「静岡醸造」醸造所
発酵タンクに入れた麦汁の状態を確認する福山さん(右)と折山さん=静岡市駿河区の「静岡醸造」醸造所

 福山康大代表(33)=同区=、醸造担当の折山徹郎さん(32)=同区=が、醸造所の第1号となるホワイトビールを仕込んだ。コリアンダー、ユズの皮、米こうじを副原料に使い、ラガー酵母で発酵させるという。240リットルの発酵タンク5基が並ぶ醸造所内に甘い香りが漂う中、2人は麦汁の煮沸や糖化の作業にいそしんだ。
 ホワイトビールは7月中旬に完成する見込みで、同時期に仕込むIPA、ラガーとともに醸造所に隣接する飲食施設で提供する。まずは製造ペースの安定を図り、徐々に静岡市内の他の飲食店にも販路を広げる。
 今後の醸造は、新鮮な魚をはじめとした静岡市の多様な食文化に寄り添うため、すっきりとした味わいのラガー系ビールを中心に据える。福山代表は「日本の醸造所であることを強く打ち出すために、さまざまなこうじを積極的に使いたい」と方向性を語った。

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