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テーマ : 清水エスパルス

⚽新体制清水 連敗止め6試合ぶり勝利 J1リーグ第17節

清水―福岡 前半7分、先制ゴールを決める清水・西沢=アイスタ日本平(写真部・杉山英一)
清水―福岡 前半7分、先制ゴールを決める清水・西沢=アイスタ日本平(写真部・杉山英一)
清水―福岡 後半、選手に指示を与えるリカルド監督=アイスタ日本平
清水―福岡 後半、選手に指示を与えるリカルド監督=アイスタ日本平
清水―福岡 前半7分、先制ゴールを決める清水・西沢=アイスタ日本平(写真部・杉山英一)
清水―福岡 後半、選手に指示を与えるリカルド監督=アイスタ日本平

 明治安田J1リーグは18日、各地で第17節の9試合が行われ、リカルド新監督が就任した清水は福岡を3―1で破り、3連敗で止めた。

 ①アイスタ▽観衆10920人
 清水 3勝7分け7敗(16) 3(2―0 1―1)1 福岡 4勝7分け6敗(19)
▽得点者【清】西沢(1)チアゴサンタナ(4)コロリ(2)【福】山岸(4)

 【評】清水は効果的に得点し、反撃する福岡を退けた。前半7分、左からの折り返しを西沢が流し込んで幸先よく先制に成功。12分、38分と福岡の決定機で権田が好守を見せると、41分にチアゴサンタナが西沢の右クロスを頭で合わせて加点した。
 後半は福岡に押し込まれる時間が続き、35分にミドルシュートを蹴り込まれて1点差。しかし40分、途中出場のベンジャミン・コロリがカウンターを仕留め、突き放した。


 ■守備から攻撃へ好循環
 リーグ中断期間に監督交代という大きな決断を下した清水が、新体制での第一歩を力強く踏み出した。連敗を3で止め、リーグ戦6試合ぶりの白星。初陣を飾ったリカルド新監督は「選手も自信をつけて次に進めると思う」と納得顔だった。
 前体制だった5月の前節柏戦から先発メンバーの変更は3人。大きく入れ替えず、布陣もこれまでの4-4-2を継続した。ただ、違いが表れたのはボールを保持した時。両サイドバックは攻め上がりを控えめにし、後方に人数を残して中盤と前線が攻め込んだ。
 守りのリスク管理をした上で、発動した逆襲が実ったのは前半7分。自陣でのパスカットを起点に、素早い前進から敵陣左深くのクロスをMF西沢が流し込んだ。1点差に迫られた後半40分にも、自陣からのカウンターを途中出場のMFベンジャミン・コロリが見事に完結させた。
 今季初得点と1アシストの活躍を見せた西沢は、準備期間で相手の逆襲を防ぐ「(攻守の)切り替えを強調された」と語る。新監督の下で守備の意識をより強め、攻撃への好循環につなげた。
 新体制での好発進は大きな価値を持つが、下位のチームが軒並み勝ち点を重ねたことで順位は変わらず。リーグ戦の半分を消化し、J2との入れ替え戦に回る16位にいる。「一つ勝っただけ」とMF白崎。気を引き締め直し、後半戦に向かう。

 

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