安倍川花火大会7月23日開催 5年ぶり、大会本部が正式発表
静岡市の夏の風物詩「安倍川花火大会」の大会本部は18日、今年の大会を7月23日に開催すると正式に発表した。台風や新型コロナウイルスの影響で2018年から中止が続いていたため、5年ぶりの実施となる。同市葵区で開かれた記者会見で、滝義弘会長は「花火大会への市民の期待は大きい。規模縮小でも開催でき、うれしく思う」と話した。
打ち上げは午後7時半にスタートする。観覧席の混雑緩和や観客の分散を図るため、打ち上げ場所を従来の1カ所から4カ所に増やし、桟敷席は設置しない。例年は2時間かけて1万~1万5千発を打ち上げるが、1時間に短縮。露店は河川敷のみ出店する。悪天候などの場合の予備日は設けない。
午後5時~9時半に周辺道路を交通規制する。花火会場までの無料シャトルバスを運行する予定で、詳細は後日公表するという。
安倍川花火大会は戦没者の慰霊や復興への願いを込めて1953年に始まり、今年で69回目を迎える。2018、19年は台風、20、21年は新型コロナの影響で中止となった。