あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 浜松市

現区名、除外し公募 天竜区は現状のまま【浜松市行政区再編】

 浜松市の山名裕副市長は行政区再編を協議する17日の市議会特別委員会で、再編後の新たな3区の区名公募方法について、区割りの変更がない天竜区は名称の公募をせずに現状のままとし、残る2区は現区名以外の名称で公募するとの市としての方向性を示した。ただ、委員の間で賛否が分かれ、特別委としての結論は出なかった。市は有識者でつくる行政区画等審議会に各会派の主張を添えて諮問し、その答申を基に方法を最終決定する。

区名公募の方法をめぐる各会派の主張
区名公募の方法をめぐる各会派の主張

 区名をめぐっては、これまでの説明会やパブリックコメントで、浜北区と北区(三方原地区を除く)が一つになる仮称B区の地元から、それぞれ現区名を残すよう求める意見があり、仮称C区の現天竜区でも区名維持を求める意見が目立った。
 これらを踏まえ、最大会派の自民党浜松は「区名で地域内に隔たりを生じさせない」ためとして、天竜区以外の現6区の名称は除外して公募すべきだと提案した。一方、市民クラブと公明党、創造浜松は「応募の自由度を低下させるべきでない」などとして現区名を除外せずに公募し、選考段階で融和に配慮する方法を主張した。
 討議を踏まえ、山名副市長は「非常に難しいが分断のない、融和に向かう方法が最善」と述べ、自民党案を有力候補として検討する考えを示した。行政区画等審議会は今月中に会合を開き公募の方法を議論する見通し。

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

浜松市の記事一覧

他の追っかけを読む