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参院選 静岡県内早くも臨戦態勢 現職、地元入り 新人は意欲新た

 通常国会が15日閉幕し、参院選静岡選挙区の立候補予定者も臨戦態勢に入った。現職2人と新人5人が2議席を争う激戦模様の中、現職は早速地元入り。新人5人も選挙戦に向け、意欲を新たにした。
 無所属現職の平山佐知子氏(51)は国会閉会後、政見放送の原稿を執筆するなどし、夕方ごろ静岡市に戻った。少子化問題や不安定な世界情勢を挙げ「問題が山積みの中で、今の政治で本当にいいのか訴えていきたい」と意気込んだ。
 無所属現職の山崎真之輔氏(40)は閉会後、都内で推薦を受ける連合関係者にあいさつし、静岡市に移動。決起集会で物価高対策に取り組む必要性を強調し、「新しい地域、新しい日本をつくるために選挙を戦い抜く」と語った。
 自民党新人の若林洋平氏(50)は朝から静岡市の企業を回った。「1人でも多くの人に話を聞いてもらおうとゼロから出直した」。選挙戦は「国をどう守るかが争点」とし、国防や少子化対策、地域経済の立て直しを訴える。
 共産党新人鈴木千佳氏(51)は静岡市葵区で街頭に立ち、選挙戦への決意を語った。「今の物価高騰はアベノミクスの異次元の金融緩和による異常円安が原因。富裕層優遇の経済政策を見直し、人に優しい政治を目指す」と強調した。
 NHK党新人の舟橋夢人氏(56)は選挙カーで使用する音声の編集作業などを進めるとし「チャンスをつかんで日本を変えたい」と意欲を示した。同党新人の堀川圭輔氏(48)は「われわれは守るべき国民を間違えない」とのキャッチフレーズを掲げる。与野党の姿勢に疑問を投げかけ、批判票の受け皿を目指す。
 諸派の山本貴史氏(52)は「(所属する)参政党が全国で急拡大している。さらに広げていきたい」と意気込んだ。

 ■与野党議員動き活発
 通常国会が閉会した15日、各党県連の代表を務める衆参国会議員は早速、参院選に向けて動きを活発化させた。
 自民党の城内実県連会長(衆院静岡7区)は党会合に出席後、足早に地元浜松へ。「経済回復に向けた財政政策や国防の在り方を訴え、賛同を得たい」と気持ちを高ぶらせた。18歳の女性との飲酒が週刊誌に報じられ、自民党を離党した吉川赳氏(衆院比例東海)を巡る逆風も警戒。「党の信頼を回復すべく政策を愚直に訴える」と引き締めた。
 公明党の大口善徳県本部代表(衆院比例東海)は、燃油や物価高騰対策のための補正予算成立などの成果を強調。「政権基盤を安定かつ強固にし、困難に立ち向かう力を得たい」と自公政権への信任を勝ち取る構えだ。
 立憲民主党の渡辺周県連代表(衆院比例東海)は国会内で開かれた両院議員総会に出席。同僚議員らと拳を高く突き上げ、参院選への士気を高めた。「自民党に変わる選択肢として、野党第1党の存在感を示し、一定の勢力を確保したい」と言葉に力を込めた。
 国民民主党の榛葉賀津也県連会長(参院静岡選挙区)は玉木雄一郎代表と共にJR新橋駅前の街頭に立ち、参院選の必勝を誓った。7月10日の投開票日まで党幹事長として全国を駆け巡る。「単なる批判や揚げ足取りでなく、税金を払う側の目線で政策を訴えていく」と意気込んだ。

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