住民と協働で治安対策 藤枝署・鈴木淳一さん【新署長に聞く】
-管轄する藤枝市の印象は。
「旧来の街並みと新しい住宅地の両方があり、今後の発展を感じさせる。勤務は警察学校時代から34年ぶり。警察官の基礎を培った地での勤務を光栄に感じる。各地区の交通安全・防犯リーダーの活動が非常に活発で、自治体や関係機関の連携も強固。だからこそ責任を自覚し、期待に応える必要がある。犯罪率が低く抑えられ、人身事故も減少傾向にある現在の状況を維持したい」
-課題と重点施策は。
「全体の事故が減少する中、高齢者関連は増加傾向にある。重大事故につながりかねない中高生の自転車事故も起きている。ほかに自転車盗など市民にとって身近な犯罪が急増している。放置すれば重大犯罪につながる恐れがあるため、しっかり対策していく。恵まれた協力態勢を生かし、住民や自治体と協働で治安対策を講じていく」
すずき・じゅんいち 1988年に県警入り。交通機動隊長、運転免許課長などを歴任した。趣味はジャズ鑑賞とCD収集。57歳。