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テーマ : 牧之原市

茶況(6月13日)今期最多3万8700キロ上場 静岡茶市場 県産二茶

 静岡茶市場の県産二茶は、今期最多となる約3万8700キロが上場した。数量が膨らみ軟調地合の荷が増えた一方、品質が安定した形状物の相場はしっかりしている。
 初倉や磐田は600~500円台、袋井や湯日は700~600円台中心で商談成立した。市中問屋は「日数が経過したが、色合いなどは安定している」と評価する。富士は600円台後半から前半、沼津は500円台の商いが増えた。
 山間部の荷の引き合いはおおむね堅調。本山筋は美和の工場から初荷が持ち込まれたほか、藁科、賤機などが取引され、1050円前後から700円台で成立した。美和の生産者は「上場数量が増えて、今後は片付きに時間を要しそう。品質管理を徹底する」と話す。

 藤枝 二茶生産は盛期に入った。今週後半にかけてさらに顔触れが広がる見通し。
 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工場は15工場から18口6552キロが上場し、平均612円。前日から30円程度の下げ。川根地域でも二茶が始まり、同川根工場には8口1099キロが上場した。中心は800円台半ば。
 榛原、相良 二茶取引について牧之原市内の茶業関係者は「目立ったピークがない展開になりそう」と話す。
 掛川、小笠 JAサエリアには23工場から1万7717キロ上場した。中心価格は620円前後。ミル芽摘採で良品が多いが、数量が限られる。
 袋井、森 茶ピアには32口4227キロが上場。平均単価は724円で、730~700円台が取引の中心とみられる。茶業関係者の一人は「雨後に価格差が広がることを懸念している」と話す。

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