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テーマ : 磐田市

おにぎり以上弁当未満「おに弁」 浜松の老舗「自笑亭」が新商品

 弁当製造販売「自笑亭」(浜松市中区)は23日、ご飯の上に浜松の特産品などのおかずをのせた“おにぎり以上、弁当未満”の新商品「おに弁」を発売する。M&A(企業の合併・買収)で1月に自笑亭の親会社となった米卸売業「遠州米穀」(磐田市)が炊飯した米と、老舗弁当店の総菜開発力を融合させた商品の第1弾となる。

23日から発売する「おに弁」=8日午前、浜松市中区の自笑亭
23日から発売する「おに弁」=8日午前、浜松市中区の自笑亭

 おに弁は縦8センチ、横10センチ、高さ3センチの四角形で約150グラム。平均的なおにぎりの約1・5倍、弁当の約60%を目指した。静岡コシヒカリの上に、おかずとしてウナギ、釜揚げシラス、三ケ日牛、アサリなどの地元の味や、エビフライ、エビチリ、カツ丼など計12種類を用意した。
 片手でも食べられる手軽さとSDGs(持続可能な開発目標)に配慮し、簡易包装にこだわったという。
 自笑亭の創業は江戸後期の安政年間とされ、JR浜松駅での駅弁販売で知られる。スーパーなどにすし飯などを卸す遠州米穀の炊飯事業との相乗効果で、駅利用の既存顧客に加え、親子や女性、シニア層など幅広く需要を掘り起こす。250~500円(税込み)。
 8日の発表会で伊藤篤社長は「地元食材と合わせて米の消費拡大を目指す。今後は冷凍製品の展開も視野に、おに弁の可能性を広げたい」と強調した。

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