複業人材に静岡県東部ＰＲ 三島信金、都内でセミナー
三島信用金庫は１日夜、地方企業の支援に関心のある首都圏の複業（兼業・副業）人材や企業経営者らを対象にしたセミナーを都内で開いた。８月５日に開催する静岡県東部中小企業のマッチング会の周知が目的で、約１００人の出席者に県東部の魅力や地域活性化への思いを伝え、参加を呼び掛けた。
マッチング会を企画運営する地方創生会社「うさぎ企画」（長泉町）の森田創代表（４８）は、新型コロナウイルス禍のテレワークの普及を踏まえ「東京にいなくても地方で仕事ができる時代」と指摘。伊豆地域や焼津市、長野県でのマッチング事例や、三島市の特色を説明し「東京から（新幹線で）４０分の三島で、もう一人の自分を気軽に探してみませんか」と訴えた。
ベンチャー企業の取締役や大学の招聘（しょうへい）研究員など複業を実践する倉増京平さん（４３）もゲストとして参加した。複業を始めたきっかけや、やりがいを紹介し「自分が関心がある分野にできるだけ時間を使っていくことが非常に大事」と助言した。
同信金は本年度から、県東部の中小企業の課題解決に向け、優れた技術と専門的な知識を持つ経営者や大手企業の社員とのマッチング事業を開始した。
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