世界一臭い? ゾウコンニャク開花 掛川花鳥園
掛川市の掛川花鳥園で31日夕方、世界で最も臭い花を咲かせる植物の一つという「ゾウコンニャク」が開花した。同園によると、ゾウコンニャクはサトイモ科コンニャク属。東南アジアに分布する。開花と同時に強烈な異臭を放ち、においに集まる虫をおびき寄せて花粉を運ばせる特性がある。
園内の屋外特設展示エリアでは、来園者が花の観賞と異臭を体験できるようにした。紹介パネルには「開花したときのにおいはまさに腐敗臭でした」と書かれている。
開花したゾウコンニャクは約30センチ。開花期間は1週間程度。においが強いのは開花初日で、2日目以降は薄れていく。植物担当の遠山拓史さん(35)は「においは少し残っている。花も貴重なので珍しい形を見てほしい」と話した。