不法投棄許さない 静岡県が一斉パトロール
静岡県などは1日、6月の「環境月間」に合わせ、県内一斉の不法投棄防止統一パトロールを展開した。富士山や箱根山麓の人目につかない場所に加え、海上や上空からも巡回、監視して廃棄物不法投棄の根絶をアピールした。
裾野市役所では同日午前、出陣式が開かれ、県や市、環境省、富士山麓不法投棄防止ネットワーク推進会議から15人が参加した。参加者は同市久根の山林に入り、林道周辺をパトロールしながら、不法投棄されたタイヤ60本余りや自転車を回収した。トタンなどの一部のごみは土中に埋まっていて、職員が掘り出してトラックに積んだ。
県警と下田、清水の両海上保安部は船舶で沿岸部を巡回。上空は県警のヘリコプターが探索した。