生物観察やウインドサーフィン満喫 御前崎・久々生海岸
御前崎市の海岸で28日、海辺の生き物観察会とウインドサーフィン教室が行われた。夏日の日差しの下、子どもたちが海の魅力を満喫した。
牧之原市との市境に広がる久々生(くびしょう)海岸で開かれた生き物観察会には、地元の親子ら約40人が参加した。主催のNPO法人アース・コミュニケーションの川口真矢代表(37)の案内で、同海岸に群生する県の準絶滅危惧種の海草「コアマモ」をすみかとする生き物を観察。親子はたもを手に目を凝らし、クロダイやメジナの稚魚などを見つけては歓声を上げた。ヒラメの稚魚約450匹の放流や海岸清掃も行った。
ウインドサーフィン教室(御前崎市主催)はマリンパーク御前崎で行われた。児童は経験者の手ほどきを受けながら、初めての波乗りに挑戦。板の上で恐る恐るバランスを取り、セイル(帆)で風を捉えて水面を滑走すると満面の笑みを浮かべた。