暑さ対策で地域振興 浜松市、アツいまちサミット 麦茶レシピ紹介
浜松市など国内の歴代最高気温を記録した5都市の関係者が集う「アツいまちサミット」が28日、オンラインで開かれ、暑さ対策を通じた地域振興策を発表した。2020年8月に国内観測史上タイとなる41・1度を記録した浜松市からは、民間まちづくり会社「浜松まちなかマネジメント」(中区)が子ども向け熱中症対策などの計画をPRした。
同区の多目的施設「Any(エニィ)」に同社や市の担当者らが集まり、今夏の活動計画を紹介した。街中で夏休み期間に開くサッカー指導教室で水分補給の大切さをPRするほか、体を冷やす働きがあるとされる麦茶を使ったレシピの開発を飲食店と進めていることを解説した。市の担当者は「日本一暑い街にいる『熱い人』にも焦点を当ててアピールしたい」と話した。
サミットは9回目で、浜松の参加は昨年に続き2回目。埼玉県熊谷市、高知県四万十市、岐阜県多治見市、山形市の各まちづくり団体が「100万人に届ける! わが町の暑さ対策!」をテーマに交流した。