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テーマ : 沼津市

沼津市立病院 処方薬取り違え 患者家族「あってはならない」

 沼津市立病院は20日、伊豆市の男性患者(65)に退院時に処方した薬剤の一部を取り違えて渡したと発表した。男性は服用したが、現時点で目立った副作用の症状はないという。
 同病院や男性の家族によると、取り違えた薬剤は3月31日に28日分を処方した。尿意を促すため筋肉を収縮させる薬「ウブレチド」が取り違えられ、不整脈の薬「アミオダロン」が渡されたという。4月19日に男性が別の病院を受診した際に気付き、県東部保健所に報告した。男性は9日間分を服用したとみられる。
 同病院は薬剤師が複数の錠剤を1回ごとにまとめる「自動錠剤分包機」の操作を誤ったことが原因としている。別の薬剤師がチェックした際に気付いたが、情報伝達の不徹底でそのまま渡されたという。男性の家族は「薬の間違いは絶対にあってはならない。管理を徹底してほしい」と話している。
 同病院は薬剤の交付履歴と在庫の照合確認などを改めて徹底し、再発防止に努める。伊藤浩嗣院長は「多大なご迷惑をおかけし、心からおわびする」とコメントした。

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