アフリカスイギュウ赤ちゃん人気 東伊豆・アニマルキングダム
東伊豆町の伊豆アニマルキングダムで、今月誕生したアフリカスイギュウの赤ん坊が人気を集めている。アフリカスイギュウを飼育しているのは同施設を含めて全国4カ所で、希少という。
4日に父ラモスと母ミオ(いずれも4歳)の間に生まれた雄は、来園者と動物園をつなぐとの願いを込めて「ツナグ」と名付けられた。体長1メートル弱、体重約40キロですくすく成長中。母親の後ろをちょこちょこ付いてまわるなど、仲むつまじい様子を見せている。
現在はかわいらしい姿を見せているが、施設によると、平原で暮らす野生のアフリカスイギュウは体長5メートル、体重900キロほどの大きさまで育つこともある。大きな角が特徴で、アフリカのサハラ砂漠以南に生息する草食動物だが、自らを守るためにはライオンに立ち向かうこともあるという。
施設の広報担当の稲葉崇さん(38)は「成長すると筋肉質でたくましくなる。どんどん大きくなっていくので、見守ってほしい」と来園を呼び掛けている。