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赤シソ収穫最盛期 磐田・豊岡特産、畑一面に紫色

 磐田市豊岡地区で約50年前から栽培されている特産の赤シソが、収穫の最盛期を迎えている。JA遠州中央塩蔵野菜部会の会員14人が計約30ヘクタールで手掛ける県内最大の産地。畑は生育した赤ジソの葉で覆われ、一面が濃い紫色に染まった。

収穫の最盛期を迎え、濃い紫色に染まった赤シソ畑=磐田市上神増
収穫の最盛期を迎え、濃い紫色に染まった赤シソ畑=磐田市上神増

 同市上神増にある農業大箸英之さん(56)=同市壱貫地=の畑では4月下旬から収穫が始まり、現在は連日、乗用型の機械で刈り取りを行っている。赤シソは生育が早いため、刈り取った後も葉が1週間程度で成長し、7月中旬までに10回程度収穫作業を繰り返すという。大箸さんは「色づきも香りも良い」と話した。
 同JA豊岡店によると、2~3月の小雨などの影響で例年よりも生育が遅れ気味だったが、地区全体で例年並みの収量600トンを見込む。大半は、広島県の企業が製造する人気ふりかけ「ゆかり」の原料に使われる。同JAのファーマーズマーケット「見付どっさり市」「磐田南部どっさり市」などでは、生葉のほか、塩漬けやドレッシングを販売している。
 

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