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テーマ : 磐田市

磐田市、下水道料14%引き上げで検討 23年度から

 磐田市は17日、第5回上下水道事業審議会を市役所福田支所で開き、下水道使用料の改定案を示した。同審議会は複数の改定パターンの中から、14%引き上げる案を軸に検討していくことを決めた。2023年度からの引き上げを想定している。
 市の下水道事業会計は汚水処理の費用が使用料収入を上回り、一般会計からの繰り入れで補塡(ほてん)する状況が続いている。20年度の繰入額は約29億円に上った。人口減少が進む中、安定的に収入を確保し、下水道事業の経営健全化につなげるため、使用料改定を審議会に提案した。
 市は改定案で現在1立方メートル当たり118円の使用料を、130、135、140、150円とする4ケースを示した。審議会では収入確保と市民負担のバランスを考慮し、135円案を支持する委員が多数を占めた。基本料金の改定も検討する。市の試算では、135円を引き上げた場合、標準的な一般家庭の2カ月分使用料(使用水量40立方メートル)は、533~741円上がるという。
 審議会は今後も会合を開いて改定内容を検討し、9月ごろに草地博昭市長に答申する予定。

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